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やさしい子ども

最初に書いときます、思いっきり親バカ(バカ親?)ネタです。

たいてい息子が眠りにつく束の間は語らいタイムになっていて一日のことを
振り返ります。どこ行ったとか何して遊んだとかそんなことです。
昨夜いつものように話していたら息子が泣き始めてしまいました。
午後3時を過ぎて帰ってくる幼稚園児達はみな息子にとって大切な友達。
彼らの乗ったバスが家の前を通ったら遊び第二部の始まりです。
好き勝手に標的にされ斬られ役になってることも多いけど彼らが大好き。
そんななか年長クンと年中クンが喧嘩を始めました。
それ自体は日常茶飯事でどうということもないのですが、
勃発したのが日暮れ間際で2人とも仲直りせずにバイバイする展開に。
イマドキの幼稚園児は喧嘩のなかで「許さないからな!」とか言うんです。
(発達が早いぶん辛らつな言葉がポンポン飛び交ってビックリすることも多く
その様子にじっと見入ってる息子の脳に確実にインプットされてるわけで)
息子は部外者だったけれど大好きなお兄ちゃん同士が仲直りもしないまま
遊びの時間が終わってしまったことがひどく悲しかったらしいのです。
そして彼のなかでは「このままずっとみんな一緒に遊べなくなる」という
絶望感がわきあがってしまい泣かずにはいられなくなってしまった。
一生懸命に訴える3歳児の涙声にこっちまでウルウルきてしまいました。

それと今夜のこと。今日は節分なので豆まきをしました。
彼は獅子舞やら鬼やらわかりやすい『怖い顔』が大の苦手ですから
鬼の仮面をかぶるでもなく外に向かって豆を撒くのを誘いました。
それだけでも「外に鬼がいるの?」「ドア開けたら入ってきちゃうよ!」と
大騒ぎで逃げてたのですが父親がまだ帰宅時間ではなかったので
「おとうちゃんの代わりに頑張らないと!」と勇気をふりしぼってこなしました。
そしてまた語らいタイムがやってきて・・・
「○○クンちも豆まきしたかな?豆まかないと鬼にやられちゃうよ」と
覚えている限りの友達の名前を挙げて、いちいち案じているのです。
「大丈夫だよ。ちゃんと豆まきしてるよ」と答えると
「そっか~よかった~」と心底安心した声をあげるのでした。

日ごろ接している時間が一番多い母親はかなり無頓着な性格のうえに
誰かを気に掛ける優しさは持ち合わせていないのですが(反省)
いろんなところに気持ちを向けて思いやる心を育てている息子に
惚れぼれとしてしまったわけです。このまま優しい人でいてください・・・
by tanosi-ie | 2006-02-03 21:47 | 3号の日々